伝統 を継承する

伝統 産業である早川しょうゆみそ株式会社は創業明治十八年と言われ、今年で百三十七年目を迎えます。

しかし百年以上続いた老舗を更に百年存続する企業にするために日夜励んでおります。

食の文化に貢献する、文化とは美味しさであり、文化とは健康であり、文化とは人である。という言葉を経営理念として。時流に沿った事業に取り組み、お客様のニーズに的確に応え時代ニーズに答えられる会社絶えず前向きに変革していかなければならないと決意しております。

その為には社員さん、お客様、納入業者様、地域の皆様のおかげでこれまで無事にやってこれたと感謝するとともに、これからも皆様に安心と信頼を頂き、喜ばれる会社を目指します。

代表取締役社長 早川 洋

創業期(1885年〜)

初代 早川 利三次(りさんじ)、二代目 早川 安兵衛(やすべえ)、三代目 早川 武兵衞(ぶひょうえ)の時代は戦時中の継承でした。当初は「ところてん」を製造、販売していた食品自営業でしたが、いつの間にかお醤油をメインの販売に切り替えた会社に変貌しておりました。しかしながら当初は配給の制度の中で事業を行っていたために販売価格を自由に決定することができない時代背景があったと聞いています。

配給制度の時代でありながらも「職人」ができる社会貢献に従事し、今の時代でいう「高品質」にこだわった製品を製造しておりました。購入することができない他のエリアの人たちが羨む美味しいお味噌があそこでは食べられると口コミが広がり「早川のお味噌」は広がっていったと早川の生き字引の職人たちは誇らしげに語ってくれます。

変革期(1947年〜)

古巣の職人が「変革の時代」だと口を揃えているのが4代目 早川 清(きよし)が就任してからです。
味噌工場を新設し、専門家の指導を受けんがら第二味噌工場も完成、醤油工場を新設しながら社名を現在の「早川しょうゆ・みそ株式会社」に変更しました。当時は社員旅行は全国津々浦々をめぐり、従業員の運動会が実施されるほど交流がありました。一番勢いがあったと言われている時代です。
早川清は製造、販売の両方に長けた器量を持った方だと職人さんたちは話しています。

育成期(1983年〜)

1983年5代目早川 衛(まもる)が就任。
生涯にわたって現場一筋の名物「職人社長」です。お味噌の製造に長け、現場に入ることで早川の品質を支え続けました。現場においてはオフコンの導入から始まり、パソコンの導入を進めるなど新しい技術等も積極的に取り込んだ時期でもありました。この時代が早川らしさが言語化された「職人が育まれた時代」です。

挑戦期(2001年〜)

2001年 早川 洋(ひろし)が六代目に就任。
インターネット販売が広がる時代を読み、通販用のホームページを制作。時代を先読みした新しい商品の提案を積極的に行なっていった時代です。海外への輸出にもチャレンジするためにオーガニックの認証「ecocert」(2014年)や国際衛生認証「FSSC22000」を取得(2019年)を図った時代です。食品衛生優良施設として厚生労働大臣賞を受賞(2017年)しています。ドイツへのオーガニック麦みその輸出をスタートしました。(2017年)

時代に応じた変化に対応した商品開発とサービスを行なっているチームが早川しょうゆみそ株式会社です。昔ながらの職人の方々のサポートも継続的にいただきながらふるさとの味を守ってきています。
時代が変化していく中で、私たちの商品価値をもっと多くの方々に届けたいとトライしている現代の早川しょうゆみそのチームは平均年齢が30代の若手メンバーが豊富です。第二次変革の時代が今私たちの企業では起こっています。

「変わらない伝統(ほんしつ)。変わったのはカタチ」

現在の私たちが掲げる事業のスローガンです。職人の思いを引き継ぎながら「美味しく」「健康的」な商品を製造・販売し続けることに尽力します。

130年以上の伝統継承を誇りに持ちながらまた一歩私たちは革新に挑戦し続けます。