新商品 【 umami・so パウダー 】

きっかけは無力感

製品開発に着手した社員は東日本大震災の被災者でした。

東日本大震災を経験し、災害非常食として配給されるものが菓子パンやカップ麺ばかりだったことに気がつきました。栄養バランスを考えた食事が取れないなか、不満の声をあげられない雰囲気がそこにありました。ストレスを溜め込む環境であったと容易に察することができ、女性や子どもが便秘などの問題から避けられない負の連鎖がその場を覆っていました。
問題だとわかっていながら何もできない。その時の無力感は胸に刻まれています。

日本人にとっての味噌

ある日のこと。社員さんから毎朝の味噌汁の理由を教えてもらったことがありました。
お通じを良くするために毎朝の一杯は欠かせない。便秘の改善に思いつく栄養素は「食物繊維」です。当然ながら炭水化物、脂質、ミネラルといったバランスの良い食事をとることも大事です。その話から、毎日のお味噌汁のように提供することができれば東日本大震災で感じた「何か」に貢献できるのではないかと気がつきました。

しかしながら現実でそうなっていない簡単な理由があります。「調理の手間」と「みその重さ」です。

炊き出しなどをイメージすれば調理する労働力は相当なものがあります。被災地にそんな余裕はなく、また運んでくるにしてもみその重さの半分は水です。もっと効率的に運べる食品はたくさんあります。

それでも日本には「健康の象徴としての味噌」があると私たちは考えました。

味噌を知る

みそは発酵によって主原料の大豆中のタンパク質が分解され、アミノ酸系旨味成分(グルタミン酸)を大豆以上に豊富に含むことになります。。発酵によってより栄養を吸収しやすいカタチに分解されているのです。
しかし、豊富な栄養源でありながら、使用方法に限りがあるイメージがあるため国内での生産量は減少傾向にあります。

調べれば調べるほど「味噌」の価値に魅了され、もっと価値あるものに変化させたいと考え、この商品化のプロジェクトが始動しました。

Koji

思い・品質の維持・汎用性

より多くの人たちに使ってほしい。そのために中小企業でも取り組める生産方式であることが求められました。現在、市場に出回っているフリーズドライ製法の商品は製造コストが高くなってしまいます。新しい生産方法の開発から取り組みました。

生産方法の開発の際にみそについてより知る機会が増え、技術の向上につながりました。
自社製品の品質の高さを再確認するきっかけにもなりました。繊細な商品特性だからこそ、理解して製造しなくては「開発」の本質や職人の「思い」から離れてしまうことにも気がつきました。

そのために、開発着手から5年の歳月がかかり、やっと現在の形となったのです。

umamiの可能性

日本人の知る独特な発酵食品の香りが特徴です。
同系統の発酵食品(チーズなど)との相性もよく、ブレンドすることで新しい味を演出することができます。豊富なグルタミン酸が含まれるため、「旨味」の調味料、スパイスとしての利用が期待されています。

おにぎりに合う
鶏肉に合う
牛肉に合う
サラダに合う
チーズに合う

そんな様々なシーンで利用できる和風調味料として新しい「みそのカタチ」を提案できる商品です。

また乳酸発酵による効果でγ-アミノ酪酸(GABA)の含有量が高くなっている測定結果が一部で出ています。
今後の研究を進め、本製品の本質を知る予定です。

一人でも多くの人々を幸せにするためにこれからも高品質の商品開発に努めます。

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