農家の方々サポート事業【いちご】

フードロス問題 - with コロナ -

つくる責任 つかう責任

浪費し続けることでいつかは枯渇してしまう資源。それは石油などの化石燃料だけではないと考えています。食品メーカーは「原料」である大豆などを一次産業者から供給されることで事業を維持できています。農家の方々あっての「今」なのです。しかしながら新型コロナウイルスによってその一次産業者である農家の方々が大きな打撃を受けています。「高品質」「鮮度」「旬」が大切なキーワードであるためにつかう側の需要レベルが変化することに柔軟に耐えることができないためです。
私たちは普段ものを「つくる側」であるのと同時に「つかう側」でもあります。その責任を果たすために新しく事業を展開します。

宮崎県は農業県

早川しょうゆみそで働く従業員さんから相談がありました。「コロナ のせいでいちごを捨てているらしい」、発酵食品企業に話がくるほど現場は困っているのだろうと思いました。そして宮崎県の農家数が豊富なことも改める知るきっかけになりました。また何よりももったいない。SDGs事業は今年の12月ごろから始動する予定でしたが、できる範囲ですぐに着手することとなりました。

 

温暖多照な気象条件を活かし、施設園芸や畜産などの収益性の高い多様な農業を展開してきた結果、農業産出額は全国5位の3,246億円(H20)を産出しています。
https://www.pref.miyazaki.lg.jp/nosonkeikaku/shigoto/nogyo/miyanou.html

 

農家さんが喜ぶことは

付加価値の高い商品の開発はどの企業にとっても大切なことですが、今回は農家さんのサポート事業のため、根本的な考え方を変えました。

・自社で一括管理ができる商品
・製造において需要の回転が良い商品
・保存性の高い商品
・農家さんが美味しいと言ってくれる商品

考え方をスムーズにした分商品イメージはすぐに出来上がりました。
「ドライフルーツ」化することです。

失敗の連続と商品化

いちごの乾燥事業は、初のチャレンジです。経済の不安は待ってくれないため、じっくり考える暇もありません。
発酵食品のジャンルとは異なりますが、持ちうる知識をフルに稼働させ実験を繰り返しました。
同時並行で保健所への確認、研究機関に商品検査の依頼など伝統企業でありながら、ベンチャー企業のように新しい事業を始める時に味わえる苦労を楽しめたように感じます。

完成したドライフルーツは以下のサイトで取り扱っています。
https://hayakawasm.thebase.in/items/29787760

 

 

現在取り扱わせて頂いている農家さんの収穫は無事終えられたので現在は宮崎産の新たな製品化は予定しておりません。(2020年5月26日)
しかしながら、別の地域の農家の方々から相談の話が上がってきているその対応の準備を進めています。

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